いわき市の歯科【メロー歯科】

ホーム 聴力による噛み合せの検査

歯科疾患などによる不正咬合は、噛み癖(偏位咀嚼)を発生させ、そのため顎関節をはじめとする頭痛、かたこり、腰痛、手足運動機能障害など全身各部位に関連症状(TMD)が現れる。

そのTMDのひとつである咬合関連聴力低下(顎関節症耳症状)は耳鼻科聴力測定装置(オージオメータ)を使用することにより、次のことが判明した。
 ①聴力は、咀嚼状況の変化に対応して即時に変化がおこる。
 ②右偏位咀嚼による右側の低下、左偏位咀嚼による左側の低下。
 ③大臼歯部偏位咀嚼による低周波帯の低下、犬歯小臼歯部偏位咀嚼による、高周波帯の低下 。
 ④歯科処置による噛み癖(偏位咀嚼)改善で、聴力の1:左右差の減少2:特定低下周波数の向上
   3:オージオグラム周波数曲線パターンの水平化が起こることが、われわれ研究グル-プにより
証明された(日本歯科医師会雑誌:咬合咀嚼部位と聴力5つの分類)。

これらのことから
 噛み合わせの良否は聴力値をみることで数値およびその変化パターンから確認できる)ということがわかった。
 また、同時にさまざまなTMDに関しても咬合咀嚼状況の向上に対応して改善することが判明した。

したがって、歯科治療前後に聴力測定を行うことで歯科治療の効果が、X線診断などと同様に即座にかつ、数値上客観的に判定可能となった。

 咬合の改善状況は聴力値の変化状況と全身症状の改善をみることで確認可能である。

咬合の良否は聴力と全身症状の状況で判定できる。よい噛み合わせは全身症状を減らし、聴力を向上させる。

 

 

OcLOC(Occlusal Locus of Control)ゾーンは閉口筋群(咬筋,内側翼突筋,側頭筋)の合力上にあり、それは(E)ゾーン(上顎第二乳臼歯部;永久歯では上顎(5)の近心から(6)の近心部)に相当し、最も生理的咬合機能が発揮できる、いわゆる咬合重心域であり下顎が安定する最小限のゾーンであるという。その解剖学的根拠として先人の研究をあげ、さらに臨床的根拠としてOcLOCゾーンを口腔機能の中心と考え、その機能不全から生じる種々の障害について臨床研究を行い、顎関節の開口制限、片頭痛、頸椎への荷重負担、スポーツ運動能力と関連があることを報告している。

咀嚼部位に対応する聴力値とパターン

オージオメータは、耳鼻科領域における検査法の一つであるが、歯科領域における「咬合のセンサー」としての検出感度がよく、極めて優れた特性を発揮している。また、適切な歯科的処置によって咬合機能回復させて、さらにOcLOCゾーンで咀嚼訓練を行うことによって左右の聴力低下が回復されることを判明できると同時に、OcLOCゾーンはオージオメータにより聴力の最も安定している咀嚼部位であることが解った。このように複雑な要因がからむ咬合を、オージオメータを導入することで、歯科治療における診断と処置方針の指針が得られることに大きな意義がある。

咀嚼部位に対応する聴力値とパターン

データ提供:東京歯科大学 学長 石川達也  衛生学講座 松久保隆、長坂斉、中村昭二
『日本歯科医師会雑誌 6月号』に論文掲載

 

  Powered by おちゃのこネット
ホームページ作成とショッピングカート付きネットショップ開業サービス